Fujitsu PG-LT302 Portable Media Storage User Manual


 
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バックアップ運用上の注意
この章では、本製品のバックアップ運用上の注意事項について説明しています。
バックアップ後のデータカートリッジの排出について
データカートリッジを本製品内に入れたままにしないでください。データカートリッジは
使用する時間に応じて消耗しますので、寿命が短くなります。また、データカートリッジ
は本製品内では磁気記録面が露出しており、この状態が長く続くと浮遊塵埃の影響を受け
やすくなります。バックアップ運用直前にデータカートリッジを入れ、バックアップ運用
が終了したらすぐにデータカートリッジを取り出してください。
データの圧縮率について
本製品には、ハードウェアによるデータの圧縮機能があります。
データの圧縮率は、目安として 2 倍程度としておりますが、データの内容により圧縮率は
変化します。ソフトウェアにより圧縮処理されたデータでは、本製品による圧縮効果は期
待できません。
また、バックアップソフトウェアによってはデータ転送前にソフトウェアによりデータを
圧縮する機能がありますが、本製品のハードウェアによるデータ圧縮機能を有効にしてい
る場合は、ソフトウェアによるデータ圧縮を行わないでください。
バックアップ性能/容量について
次の要因により、バックアップ性能および 1 巻あたりに記録できるバックアップ容量が変
化します。
・ご使用されるデータカートリッジの記録面の状態(消耗、汚れなど)
・本製品の磁気ヘッドの汚れ状態
・データの圧縮率
・サーバの負荷状況
システム構築時の留意事項
同一データカートリッジ 1 巻によるバックアップ運用では、バックアップに失敗した場
合、全データが失われる危険があります。また、バックアップしたデータカセットの磁気
テープが傷つくなどした場合にデータが復元できなくなります。複数のデータカートリッ
ジによるバックアップ運用を行うことにより、トラブル発生時の被害を最小限にできま
す。
例)曜日ごとのデータカートリッジを準備しバックアップ運用する。